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考察

【リゼロ考察】「かか様」って誰のこと?アニメで一度も呼ばれない名前の正体

ネタバレ注意:原作第六章(アニメの喪失編・奪還編にあたる部分)までの内容を含みます。七章以降の内容には触れません。
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もう一人の呼び名「かか様」

アニメの喪失編で、シャウラが呼ぶ相手は、お師様、だけでした。でも原作には、もう一人いるんです。

かか様。原作第六章で、3回だけ出てくる呼び名です。

今日の問いはひとつ。かか様とは、誰なのか。 原作でも答えは出ていません。だから、考察します。

原作に出てくる3回

1回目は、原作22話。「この見た目はかかさまが選んだッスよ」(六章22話)と、シャウラが言います。

この場面の流れが重要です。三層の試験の話をしていて、シャウラが英雄を滅ぼしたのは塔ができる前だ、と整理されたところでした。その流れでの発言。つまり、見た目を選ばれたのも、塔ができる前の話です。

2回目は、原作43話。「久しぶりに昔の夢を見たッス。あーしとおしさまと、かかさまと、それからそれから」(六章43話)。

夢の中で、お師様とかか様が同席しています。同じ時代の、同じ輪の中にいた。しかも、それからそれから。まだ誰かいるんです。

3回目は、原作70話。「かかさまとおしさまがデザインしてくれたこの姿」(六章70話)。

選んだ、ではなく、デザインした。しかもこの直前、シャウラは、別の姿に化けることもできると答えています。

整理します。シャウラの姿は生まれつきではありません。かか様とお師様が、ふたりで設計したものです。

かか様の条件

ここから、かか様の条件が3つ出ます。

  1. 400年以上前、塔ができる前から生きている
  2. 生き物の姿を、デザインできる
  3. フリューゲルと、同じ輪の中にいた

この3つを、全部満たす存在に心当たりがあります。

本命:強欲の魔女エキドナ

強欲の魔女、エキドナ。

根拠のひとつめは、原作78話。人工精霊のエキドナが、シャウラを見てこう考える場面があります。

シャウラの苦しみを理解できるのは、自分と、同じように被造物であるベアトリスだけかもしれない。

被造物。シャウラと、人工精霊エキドナと、ベアトリス。この3人が、作られた存在として並べられているんです。

この人工精霊エキドナと、強欲の魔女エキドナは、名前が同じだけの別の存在。そして人工精霊のほうは、誰に作られたのか明かされていません。一方、ベアトリスを作ったのは、強欲の魔女エキドナ。これは第四章で確定しています。

つまり、被造物の3人のうち、1人はエキドナ製で確定。1人は、エキドナの名前を持つ出自不明の精霊。残る1人が、シャウラです。

根拠のふたつめは、塔の試験の形式。頭の中に自分の声で響いて、数は3つ。聖域の墓所の、試練と同じです。墓所はエキドナの領域。スバル自身も、塔はエキドナにゆかりの何かがある、と推測しています。

対抗:暴食の魔女ダフネ

ただ、対抗馬もいます。暴食の魔女、ダフネ。

シャウラの変貌した姿は、巨大なサソリ。魔獣サイズの化け物です。

魔獣を生み出したのはダフネ。第四章、アニメだと2期のお茶会で、動機をこう語っています。「大きい生き物のほうが、食べがいがある」(四章)。

さらにダフネが作った大兎は、分裂して、どこまでも増え続ける魔獣。つまり、尽きない食料です。

そして、砂丘の馬の魔獣。アニメでは名前が出ていませんが、原作での名前は、がばおう。角が何度でも生え変わる、というコンセプトの魔獣だと、シャウラが説明しています。尽きない食料。発想が、同じなんです。

生き物をデザインする、という条件なら、ダフネも満たしてしまう。

決め手:強欲の魔女の物語

そこで、決め手になるかもしれない一節を。原作30話の冒頭に、強欲の魔女の物語が挿し込まれています。

一人で足りぬのならば、数を増やせばいい。

一人でダメなら、仲間を作ればいい。……被造物という言葉と、重なって見えませんか。

そして。

扇動者と手を組み、天剣に戦場を与え、龍と取引きして、大願へと突き進む。

天剣。喪失編で見た、二層の試験の文言を思い出してください。「天剣に至りし愚者」。あの試験官は、レイドでした。

龍。この国で龍といえば、神龍ボルカニカ。本文はどちらも名指ししていません。でも、このふたりだとしたら。

魔女を倒した三英傑は、神龍、初代剣聖、そして賢者。天剣と龍が埋まるなら、扇動者の席に残るのは、賢者、フリューゲルです。

エキドナとフリューゲルが手を組んでいたなら。かか様とお師様が並んで、一人の娘をデザインした。筋が通ります。

まとめ

かか様の条件は、塔より古いこと、生き物をデザインできること、フリューゲルの隣にいたこと。

本命はエキドナ。被造物という言葉と、試験の形式と、挿話の並びが、それを指しています。対抗はダフネ。

ただし、これは全部、第六章までの情報で組んだ考察です。原作でも、かか様の正体は明かされていません。

答え合わせがいつになるかはわかりません。ただ、8月12日からの奪還編で、シャウラの過去は必ず描かれます。かか様の名前が出るのか、そこも見どころです。

原作:長月達平『Re:ゼロから始める異世界生活』(小説家になろう/MF文庫J・KADOKAWA)。 本文中の原作の引用は、考察・批評を目的とした引用です。

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